ぺの のブログ

福岡生まれ福岡育ち ぺの です。 ワケあり女子大生/元地下アイドル/プロメンヘラー/自己発信の場として開設しました。御手柔らかにお願いします。

紗倉まな『最低』を読みました

 

 

 

 こんにちは

 

もっぱら寒くなってきた。

 

 

鎌倉に来る前に、紗倉まなさんの『最低』を買いました。

 

最低。 (角川文庫)

最低。 (角川文庫)

 

かなりゆっくり読んでいたので、

結局読み終わるのに2週間も…(´・ω・`)

 

 

「最低」

 

この本は、様々な形でAV業界と関わっていく

4人の主人公からなる短編の小説集なんですけど、

まずね、第1章の主人公の名前が私と一緒

 

(笑)

 

ちなみに年齢も一緒!親近感!

 

 

天下の紗倉まなさんが書く小説だし、

一体どんな生々しい表現がなされるのかと期待してたんですけど()

実際のところあんまりそういう行為の描写はなかったから

官能小説ではない、普通に小説集。まぁちょこっとだけあったけど。

 

田舎から上京し、AV女優として成功した女性、

AVプロダクションを立ち上げた男性、

夫とのセックスレスに悩むあまり、AV出演を決めた女性、

AV出演経験のある母を持つ少女、

本当に色んな人間模様が交差していて

妙に悪い後味がまたイイ。

何より普通に文才が凄かった、紗倉まな、恐るべし。

 

 

AV、AV女優に対して思うこと

読んでみて、いい意味でAVに対する意識が変わったかなぁと思います。

 

一般における「アダルトビデオ」なんてオナニーの道具でしかないし、

このネット社会じゃ無断転載され放題で、

xから始まる動画サイトさんとか某タレストさんとかに繋げれば

私たちはいくらでも無償の視覚的興奮にアクセスできるのです。

きっと現代の若者層の中で、お金を払ってAVを見たことがある人は

そうそういないんじゃないかと思います。

社会的な需要は増える一方で、金銭的価値はどんどん薄れてしまう。

 

例えば、グラビアアイドルとか、モデルとかがAV女優に転向した時、

「〇〇がAV堕ちした」と言う表現をよく目にします。

私は、「堕ち」ってなんだろう、と前々から違和感を感じてまして、

だって、女を、裸を武器にできるなんて、相当な覚悟と自信が無いとできないじゃん。

普通の感覚なら、適当な気持ちでできる仕事じゃないよねきっと。

まぁAV女優の人気はピンキリだし、現に年に全体の2/3は毎年入れ替わってるらしく、

中には不本意ながらこの職にたどり着いた女性も決して少なくは無いと思います。

社会の偏見はもちろん、家族や友人からの理解も期待できないだろうし、

今の日本じゃ胸を張れる仕事とは到底言えないのも事実だけど、

そんな中でも「女」であることを武器に仕事をして

不特定多数を相手に快楽を届けるなんて並の人間にはできない。

しようと思ってもきっとできない。

だから私は、彼女たちに「負」の印象は持ちたくないなぁって思います。

「女」である事に誇りを持てる女性は、美しい。

 

みんながみんな肯定的な意見じゃなくていいけど、

そんなに批判的にならなくても良いのになって思う。

もっと色んな種類の人間が生きやすい世の中になれば良いのに。

 

 

 

まとめ

後々、AV業界のことも勉強してみたいです。

「AVだって哲学だ」って、この間男の先輩がいってたんですけど、

いやらしい意味じゃなくて本当にそうだと思う。

思ってるより深いぞ、この世界。

 

 

ちなみに私が一番好きなAV女優は 橋本ありな さんです。

可愛い。

 

 

 

ではまたっ

 

ありがとうございました☻

 

 

 

ぺの